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荒川出版会

心にまつわる論考、批評、エッセイを掲載した心理学批評誌『Re:mind』を販売します。第一号の特集は「心理学の未来」、第二号の特集は「ココロとモノ性」です。

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メッセージ

 

荒川出版会とは、「心を考える、心を通じて考える」ことを目的にした任意団体です。“「正解」ではなく、「正解(仮)」をともにつくる”をモットーに活動しています。

 

活動の一環として、『Re:mind』という心理学批評誌を作成しています。『Re:mind』は、学術雑誌ほどかたくなく、だからといって、軽く読み流せるものだけでもない、その間を行き来するような内容構成です。心に関心のあるすべての人々に広く届き、時にふと足を止めて心について考えるきっかけとなり、時に心について考える新しい視点を拓いて止まっていた足を進めるきっかけになれるような批評誌を目指しています。

 

創刊号(Vol.1)は2023年に作りました。創刊号では、特集「心理学の未来」として、以下のねらいのもと、5本の記事を掲載いたしました。

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心理学は科学なのか、文学なのか。量か質か。行動か意味か。基礎か応用か。そういう同次元にある対立を超えた先に、新しい心理学を打ち立てたい。現在の次元を見つめ直し、これからの心理学を考えるために、その萌芽となりそうな論考を、幅広くそろえて、「(これまでとは違う)新しい心理学とはなにか」を考えるきっかけを作りたい。

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特集記事以外にも、利他について座談会、「知識人と心理学」に関する記事、トピックモデルというテキストマイニングを用いた研究の紹介、心理学者の活動紀行記を掲載しています。

 

Vol.2は2024年に作りました(作っています)。特集は「ココロとモノ性」です。以下のねらいのもと、5本の記事を掲載いたしました。

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これまでの心理学は、周囲の環境及び自分自身を自律的にコントロール可能になるべきだという人間観を前提にしてきた。近年の人文社会科学において、このような人間中心主義的な前提に対して、人間と非人間の区別や役割「心は人間と非人間の絡み合いから生じる」という人間観に立った研究アプローチが提案されている。本特集では、人間の心の営みにおける「モノ性」に焦点を当てた論考を心理学に限らず幅広い分野から集める。そして「人間と非人間の絡み合い」という人間観をもとにいかなる世界が構想できるのかについて議論することを目指す。

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特集記事以外にも、ソーシャル・スキルについての新しい観点の紹介、「機械学習と心理学」に関する記事を掲載しています。

 

どちらの号も、「心をもういちど考え直すために」、現役の心理学者が自分たちの手で試行錯誤しながら作った、唯一無二の本となっています。ぜひお手に取ってみていただきたいと思います。

 

 

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