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【爆弾低気圧】ほしおさなえさんによるゲストエッセイ

江口穣(編集担当)

 

4サークルの持ちまわりによるブログ「星々だより」、トップバッターは中間小説アンソロジー『爆弾低気圧』が担当します。

 

爆弾低気圧は2017年10月から2019年9月まで開講されていた、池袋コミュニティ・カレッジでの「ほしおさなえの小説創作講座」の講義を受けたメンバー有志による活動です。
過去2号は講座で提出された作品を中心に編集し、短編アンソロジーとして文学フリマへ出品しました。

 

新刊となる第3号では「わるい大人たち」をテーマに一から原稿を募り、〈叙情的なエンタメ、心躍る純文学をめざす〉中間小説アンソロジーとして講座終了後のあらたな出発を切ることとなりました
(雑誌のコンセプトについてはまた後日に、作品紹介などとあわせて詳しくご説明します)

 

そしてゲストエッセイとして、ほしおさんにも『人生と切り離せない』という文章を寄稿していただいています。

 

こちらのエッセイ、依頼をさせていただいたのが今般の新型コロナウイルスによる事象が国内で深刻化する直前の2月初旬、原稿をいただいたのがそれによる状況が混迷をきわめだした後の3月下旬です。

本事象に直接的に触れられた文章ではないですが、小説家になられてから震災などを経て直近にいたるまでの、ほしおさんの書き手としてのこころの揺れ動きが、『活版印刷三日月堂』の執筆や個人としての記憶なども交え率直に記されています。

 

ほしおさんの作品読者の方だけでなく、いま何かしらのかたちで物語ることを志すひとにとってもおそらく大きな指針のひとつとなるであろう、多くの方に読んでいただきたい文章を寄せていただきました。

 

まったくの偶然の巡りあわせで、本誌『爆弾低気圧』はこのような時期に再スタートを切ることとなりました。
ちいさな試みのひとつでしかありませんが、すこしでも皆さまにたのしんでもらえる雑誌になればと願っています。

ぜひ次回の更新もお待ちいただければさいわいです。

 

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